はみんぐ・らいふ|「蕎麦茶庭まるにし」店主の妻が綴るブログ。ゆるりとお付き合いください♪


店主妻の今は亡き父の愛用品だった

「TAYLI(テイリ)の珈琲サイフォン」です。

TAYLIサイフォン

かつては、多くの喫茶店で使われていたというTAYLIだそうですが、

2008年に廃業されたそうで、現在は入手困難なものなのだとか。

珈琲好きだった父が、休日には、よくこれで珈琲を淹れていました。

当時、私は小学生だったので、飲ませてもらうことはなかったのですが、

父の側で、いつもその様子を興味津々で見ていました。

珈琲を淹れているときの父の楽しそうな様子は、

うっすらとした記憶の中にある。

ある日、父がお客様を連れてきた。

「○子、珈琲を淹れてくれないか?」と頼まれて、

私は、張り切って、いつもの父の淹れ方を見様見真似で珈琲を淹れた。

ドキドキでお客様と父に出した私の初珈琲!

お帰りになった後のお客様の珈琲カップには、

なみなみと飲み残しの珈琲・・・。

あらら・・・激マズの珈琲だったようです。。。

「美味しくなかった?」「ちょっとね」

それでも、父は、「ありがとう」と私に言ってくれたと思う。

しかし、「あ~失敗しちゃったなぁ~」とショックだった私は、

その後、珈琲は「大人のもの」と思い、自然と遠ざかってしまった。

そして思春期を迎えた私と父との間には、微妙な距離ができ、

進学などで自宅を出てからはますます遠くなり、

そんな関係のまま、父24年前に急逝。

「大人のもの」だったけど、今は毎日当たり前に飲んでいる珈琲。

珈琲の思い出以外、あまりいい思い出のない父でしたが、

あの頃の父の楽しみを少しだけ共有できるようになったんだなぁ~と思う。

父のサイフォンを使って、美味しい珈琲を淹れられるようになるには、

まだまだ時間がかかりそうだけど、

少しづつ練習をはじめてみようかな?と思い始めました。